【海外で日本語教師として働きたい!】日本語パートナーズから帰国した私が、なぜ日本語教師の勉強を通信制大学で始めたのか?
日本語パートナーズで、約8ヶ月の派遣を終えて日本に帰国した私ですが、今回だけで海外で働くことへの情熱が冷めることはありませんでした。
派遣も終盤に近づくと、みんな次の進路を考え始めます。
大学生はまた学校生活に戻って勉強や就活をして、社会人は大部分の人がまた新しい仕事を探さなくてはなりません。
私もいろいろと考えたときに、せっかく日本語パートナーズで少しでも日本語教育に関わったので、日本語教師の勉強をして、また海外を目指すことにしました。
今度は日本語教師で、海外で本格的に仕事ができるようになりたい!
どういう学習機関で日本語教師の勉強をするのがいいのか?
まず、日本語教師として働くためには、求人の応募資格を見る必要があります。
どの求人にもだいたい書いてあるのが、以下の3点です。
- 日本語教育能力検定試験に合格した者
- 大学で日本語教育を主専攻か副専攻で学んで修了した者
- 学士の学位を有し、日本語教師養成講座420時間を修了した者
そして求人をみると、海外で日本語教師をするには、「学士を有している」ことがほぼ必要になることが分かりました。
そうなると、専門学校卒の私は、日本語教師の勉強ができて、なおかつ、学士を取らなければならないことが分かりました。
よって、私が勉強するのは、大学ということになりました。
でも、アラフォーの私が今から大学でキャンパスライフを送ることは望んでいませんので(笑)、選んだのは通信制大学でした。
日本語教育が学べる通信制大学で、学費がそれほど高くないのが、大手前大学という兵庫県の大学でした。
関東に住んでいる私ですが、年に数回のスクーリングは東京でも開催されるので、兵庫県の大学でも問題はありませんでした。
学費はいくらくらいかかったの?
私は専門学校卒で、それが単位として認めてもらえたので、3年次編入して2年間で卒業して学士を取得することができました。
年間の学費は、約35万円。
2年分で諸経費などを含め、75万円くらいでしょうか。
学費が安そうなところを選んだとはいえ、安くない金額です。
専門学校のときは感じませんでしたが、今回は自分で貯めたお金ということが根底にあるので、絶対2年で卒業してやるという闘志が湧いていました。
親からすれば、専門学校のときも、その勢いで勉強しろよという声が聞こえてきそうですが(笑)。
通信制大学ってどんなシステムで勉強していくの?
まず、大学のシステムを知らなかった私は、最初の履修登録から戸惑ってしまいました。
大学は、自分の学びたい講義を自分で選んで、卒業までに必要な数の単位を取得していく仕組みだったんですね(笑)。
学期の始めに、「自分は今学期にこの科目を勉強します」という履修登録をして、学習をスタートします。
専門学校は、勉強することが決まっていて、そんなシステムがなかったです。決まったカリキュラムを勉強するので、高校までのカンジに近かったです。
でも、大学で自分の好きな科目とか簡単そうな科目だけでは、卒業できたとしても、日本語教育を修了したことにはなりませんので、ガイドブックを見て、日本語教育修了に必要な科目を履修していかなければなりません。
さらに、ライブ授業といってパソコンでリアルタイムに直接対話をする授業やスクーリングがあり、その年に2回などと日時が決まっているので、それも考慮して自分で学習計画を立てなければなりません。
そして、授業は基本的には、パソコンで動画を見て講義を受けるスタイルです。
録画してある動画なので、自分の好きな時間に見られます。
注意しなければならないのが、ライブ授業でした。
これは日時が決まっているので、その日の、その時間にネットにつながったパソコンの前で講義を受けなければならないのです。
でも、大部分は録画の講義ですので、自分のペースで学習が進められると思います!
1日にどのくらい勉強してたの?
通信だと、メインで仕事をしている人や家事やパートと掛け持ちしている人が大部分だと思います。
私も平日はフルタイムで事務の仕事をしていました。
それなので、自分が勉強できるのは、夜と土日。
大学の勉強を最優先にしたかったので、残業のない仕事を派遣会社で探して働いていたワケですが、とは言いつつも、時間的にはかなりキツかったです。
「あー、仕事しなければ、一日中勉強していられるのになぁ」と思ってました。
でも、お金がなければ生きていけませんので、働いて収入を確保するしかありません。
夜もほぼ毎日勉強していましたし、土日もところどころ休憩をはさんではいましたが、用事がなければ一日中勉強していました。
1年半くらいそんなことをしていたので、勉強しない日は不安になったりしました(笑)。
今は、そんなことをウソのように、忘れ去ってしまいましたが(笑)。
たぶん、そんなに毎日やらなくても計画的にやっていけば卒業できると思います。
実際に私は、最後の半年くらいは勉強することはもうほとんど終わってしまったカンジになってましたから。
大学で勉強してよかったと思ったこと
最初は、大学に2年行ったらタイムロスだと思っていました。
そのときは、すぐにでも海外で働きたかったからです。
でも、今となって思えば、日本語教育のほかにも、食育とかマインドフルネスとか宗教学とか、普段なかなか出会えない学習をすることができて、とてもいい機会だったなと思っています。
そして、まったく予想外のコロナウイルス感染拡大によって、海外で日本語教師をすることを一旦保留にして美容師をしている私ですが、それはそれで、自分のためになっていると信じています。
またいつか、海外で働く夢は必ず叶えたいと思っています!
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